英語をマスターするために:英語学習はまず文法から始めよう
英語学習をはじめる時は、何はなくとも英文法から勉強することを強くおススメします。英文法といえば、中学高校6年間でみっちりやらされた記憶があると思いますが、ほとんどの人が忘れてると思います。
でも、英語の文法を最初に覚えてしまえば、この後の「読み・書き・話す」のすべてがものすごく楽になります。
以下にその理由をご紹介しますね。
最初に:文法は、言語を使うためのルール
スポーツでも自動車の運転でも日本語を話す時でも、何にでもルールはありますよね。
・サッカーでは、ボールを手に持って走ってはいけない。
・車を運転するにはアクセルを踏んで、止まりたい時にはブレーキを踏む。
・犬を数える時は「一匹」、箸を数える時は「一膳」と言う
もちろん、英語にもルールがあります。文法は、そのルールのことです。
・英語には必ず主語、動詞が来る。
・主語が人か物かで、動詞の形が変わる。
・動詞の形は現在、過去、未来の時制でも変わる。
といったように。
何でも新しいことを覚えるためにはルールを覚えることが必須ですし、それが一番の近道です。
誤った文法で会話をしても相手にストレスを与えるだけ
想像してみましょう。日本語を覚えたての外国人に
「行きたい私。お店駅前新しい今日出来た」
と言われたら、
「今日駅前に出来たあの店に行きたいってことなのか?」
と想像は出来ますが、理解に時間はかかりますし、ストレスですよね。
英語でも全く同じです。
日本人は「察する」文化が根強いのでストレスに思わない人も多いかもしれませんが、
英語は世界の公用語であり、ネイティブじゃない人の方が圧倒的に多いです。
正しく伝わらない場合は、「こいつ何言ってるんだ?」で終わりです。
意図を想像してくれたりなんかしません。
正しく伝えるためのルールを身につけましょう。シャレた単語を使うのはその後です。
英語学習の中で文法の勉強は一番早く終わる
文法は覚えるべきことは決まっているので、短期集中で覚えてしまうのが楽です。「読み・書き・話す」ための勉強は上を見れば終わりがありませんが、英文法の学習はあくまでルールなので、覚えるべきことは決まっています。
さくっと終わらせてしまいましょう。
文法が分かるようになると、英文を読むのも、聞くのもだんぜん面白さが違いますよ。
英文法をやり直したい方へおすすめの本・教材
私が実際に勉強で使った本はこちら。
くわしい問題集英文法 中学1?3年[新学習指導要領対応] (中学くわしい問題集)
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この問題集の良い点は、例題→基礎→応用問題とあって問題の量が多い点です。問題集を選ぶ時は解説よりも問題が多い、いわゆる「ドリル」を選んだ方が良いです。
解説がていねいな本の方が人気があるのも分かるのですが、そのような教材だとして教材が厚くてやる気が無くなるので、解説書は別に持っていた方が良いです。
そして解説書はこちら。
もう定番ですね。英語の勉強をする前に、まずこのForestに一番最初に書いてある英語の構造についてのページを熟読するだけで理解度はだいぶ変わると思います。
使い方としては、上の問題集を解いて、解説を読んでも理解出来ない時に、このforestを読むといった辞書のような使い方が良いです。
あとは、すでに独学で文法をやったけど挫折した、という方にはこちらもおススメ。
英語の通信教育で有名なアルクの英文法に特化した教材です。会話によく使われる文法を1日40分×週4日、4ヶ月で学べるという優れもの。
ネイティブスピーカーの発想に基づいてカリキュラムが作られているという点も、良いですね。正直、このネイティブならではの感覚、というのは独学だと厳しいところです。
文法は苦手だな...という方は、こちらも試してみてください。
次は単語編をお送りします!